Medical
Before
口腔内の金属除去処置をしてから2週間で改善が見られました。
After
処置の経過2ヶ月後の写真です。
歯科用金属による金属アレルギーの報告が近年増加してきている。最も多いものが掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)である。
手の平や足の裏に赤みを伴う小さな膿疱が多発し腫れや痛みを感じる病気です。一見、水虫に似てるが、水虫の薬では治らず顕微鏡で検査すると真菌がいないことでわかる。
しかしこれは近年増えたのではなく、歯科医院で口腔内の金属をすべて取り除いて治癒した症例が全国で報告され出したことによる。
当院でも20年以上前からこの治療に取り組んでおり、伝馬町の加藤皮フ科に当院で使用している歯科用金属サンプルで金属アレルギー検査を依頼し協力をいただいている。その結果これまでに数例の治癒例を得た。
皮膚炎の医学的療法としては、皮膚・粘膜の炎症に対してはステロイド外用剤を外用する。
その他、痒みが強い場合には抗アレルギー剤を使用する。しかし歯科用金属が原因の場合外用薬や内服薬の使用では治癒せず、金属抗原除去する以外に決定的治療法はない。
健康保険診療では金属を使用しないではできない場合があるので、自由診療のセラミックのかぶせ物、グラスファイバーを用いる土台、金属のクラスプを使わない入れ歯が必要になることもある。
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