歯科治療の方法について

虫歯によって歯の大部分を損傷し、神経が壊死してしまっている状態です。

1. まず、虫歯によって柔らかくなった歯質と壊死してしまった神経を取り除きます。
2. 先端がドリル状になっている細い針金で、歯の根の奥まで壊死した神経を取り除きます。
3. 壊死した神経を奥まで取り除き、根の中が綺麗な状態であることを確認できたら細い棒状の薬を差し込みます。このとき、なるべく隙間から菌が入らないように穴の大きさの限界まで薬を差し込みます。
4. 薬の不要な部分を切り取ります。
5. 奥歯の場合、根が2〜3本あるので根の本数分同様に治療を行います。
6. 薬が全て入りきったら、冠をかぶせるための土台作りを行います。
7. 土台を立てる穴を空けるため、詰めた薬ごと穴を開けます。
8. 根の本数分の金属の土台を立てます。その上に虫歯治療で使うセメントを注入し、凝固させ、歯と同じ色の土台が完成します。
9. 損傷した歯の部分と凝固させたセメントを削って形を整えます。
10. 最後に土台の型を取り、保険診療では白いプラスチックの歯や銀歯、自由診療では陶器でできた白い歯などをかぶせて治療が完了します。

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